『薬屋のひとりごと』は日向夏さんにより2011年の10月より『小説家になろう』で連載が開始された中華風ミステリー小説です。
2012年には『RayBooks(主婦の友社)』から単行本全1巻という形で書籍化されました。
人気はとどまることを知らず、2014年にはライトノベルレーベルである『ヒーロー文庫』から挿絵担当にはしのとうこさんを迎え書籍化されました。
現在までで8巻まで刊行されています。
さらに人気を拡大していき、『月刊ビッグガンガン(スクエアエニックス)』では作画にねこクラゲさん、構成に七緒一綺さんを迎え、さらに『サンデーGX(小学館)』からも作画に倉田三ノ路さんを迎えてコミカライズ連載しています。
単行本はどちらも5巻まで刊行されています。
今作は中世の東洋の位置にある架空の中華風の大国が舞台で、薬師の猫猫(マオマオ)と宮廷宦官の壬氏(ジンシ)がともに後宮に関わる数々の事件を紐解いていく物語です。
2019年の8月22日にはねこクラゲさん作画のコミカライズ版が『次にくる漫画大賞』の2019年度コミックス部門で1位に選定されています。
今回のこの記事では、まさに今最も注目の人気漫画『薬屋のひとりごと』をご紹介いたします!
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漫画『薬屋のひとりごと』のあらすじ
花街を拠点に父親と薬屋を営んでいた猫猫(マオマオ)。
彼女はある時に薬草を摘みに出かけた先の森で人攫いにより誘拐され後宮に売り飛ばされてしまう。
その後、後宮での仕事は薬学や栄養学を得意とする彼女にとって退屈で仕方ありませんでした。
ですがとりあえず奉公が終了するまで我慢することにしました。
そんなある日、後宮内では帝の御子たちが相次いで亡くなったことから、死因は「呪いではないか」と密かに噂されていた。
主な原因は頭痛か腹痛、吐き気を催し死に至っているが、後宮にいる医官はヤブ医者のため原因究明ができずにいました。
亡くなった御子は後宮内に東宮と公主の2人しかおらず、聖母たちの人間関係に亀裂が入り不穏な空気となっていたのです。
そんな時にその原因が妃たちが使用していた白粉に含まれる鉛による毒であることに気づいたマオマオは、簡単な文書で妃たちに伝えるが間に合わなかった。
だがその文書目を付けたのが壬氏(ジンシ)でした。
マオマオは更に実は読み書きができることがジンシにバレてしまい、玉葉妃の侍女として毒味役を任されることになったのです。
この物語は、そんなマオマオとジンシが中心となって後宮内に度々起こる事件を解決していくサスペンスミステリーである。
公式サイト引用
漫画『薬屋のひとりごと』の登場人物
猫猫(マオマオ)
女官狩りに会い後宮に売られてしまい毒味役として生活することとなった。
薬学や栄養学に長けており事件が起きた際に大いに発揮することとなる。合理主義でドライな性格。
壬氏(ジンシ)
男性だが天女のような美貌を持ち、さらにその美声から彼を狙う男女は非常に多い。
猫猫に興味を持つも逆に彼女からは邪険に扱われている。
意中の人を振り向かせる能力は皆無な残念な人。
高順(ガオシュン)
かなりマメな性格でとても気がきく性格。
壬氏とは付き合いが長く、現在はその補佐を務めている。
猫猫は癒し系だと認識している。
馬閃(バセン)
真面目で律儀な好青年だが、頭が固く頑固な面があり、時として融通がきかない一面もある。
腕っ節はピカイチ。
漫画『薬屋のひとりごと』のSNSでの評価や口コミ
今作は世界観そのものが非常に作り込まれてます。
マオマオが博学として描かれていることもあり、薬そのものやハーブなど原料に至るまで鮮明に描かれています。
ですがそれはあくまでもプラスアルファの情報で、主体はミステリーです。
至る所に謎が散りばめられているので毎回ハラハラドキドキしながら読み込むことができます。
最初の1話を読めばラノベ原作の漫画の多くにみられる異世界転生ものとはまた違った世界観に驚きつつ浸ってしまうこと間違いなしです!
漫画『薬屋のひとりごと』の今後のストーリー展開を考察
現在小説版では、これまで女性よりの中性的だったジンシがやや男性的になってきたり、マオマオに求婚宣言したりと、ラブコメ要素が強目の展開になっています。
漫画版では忠実に小説版のストーリーを再現しつつ追加要素か、深掘りストーリーが展開していきます。
勿論ジンシがマオマオにアプローチする様も描かれるでしょう。
そうなった場合に、より男性化したジンシが鮮明に描かれ、ガンガン版ではよりコミカルに、サンデー版ではより色っぽく表現されるのではないでしょうか?
物語的には今後、ジンシ以外でマオマオに恋心を寄せる相手が出現されるか、無理やり嫁入りされそうになるところをジンシが必死に説得かもしくは武力でマオマオを奪い取るなんて展開も可能性は高いと言えるでしょう。
漫画『薬屋のひとりごと』の小説版と2つの漫画版の違い
基本的に漫画版と小説版には多くの違いはなく、小説版のストーリーを追いつつ違う視点で表現するのを意識して漫画版は連載しています。
ですが実は2つの漫画版には違いがあるのです。
月刊ガンガンに掲載されている漫画はキャラがデフォルメされており、可愛らしいタッチになっています。
表情などがより鮮明に描かれている分、一人一人の心情がよりわかりやすくなっています。
画力がかなり高いので、これでもかというくらい作画に力を入れており、ストーリーもゆったり目に進んでいきます。
初めて読む方は入り込みやすいかと思われます。
一方の月刊サンデーGXで掲載されている漫画版はとてもリアルなキャラデザインになっており、ストーリーも1話完結並みのスピードで進んでいきます。
主にストーリー重視なので月刊ガンガン版で割愛されたストーリーも深掘りして描かれていることがあるのでそちらも見どころです。
小説版をすでに読んでいる方、もしくはまずざっくり世界観に浸りたい方はサンデー版がオススメです。
なぜ1つの原作に対して2つの漫画が存在するのかは公式の発表がないのでわかりません。
ただどちらも違った視点で描かれているので、ぜひどちらも読んでみてください!
漫画『薬屋のひとりごと』は今までにはなかった一風変わった宮廷ミステリー物語
今までドラマや映画などでも宮廷を舞台にした作品は多く作られてきましたが、宮廷の役人たちの間で起きる人間関係や色恋沙汰が主体のものが多く見受けられます。
今作は主人公も下女として奮闘していますし、ラブコメ要素もさほど多くはありません。
それでも細く世界観が作り込まれており、非常に読み応えがあります。
ミステリー要素が非常に多く、1話につき謎が多く散りばめられているので、思わず次話が気になって仕方なくなるでしょう。ぜひ一度読んでみてください!
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