ブルーピリオドは漫画雑誌「月刊アフタヌーン」の2017年8月号から現在も人気連載中のスポ根受験物語です。
作者は「告白の時間」や「彼女と彼女の猫(原作は新海誠)」で知られる山口つばささんで、講談社の漫画新人賞「アフタヌーン四季賞2014年夏 佳作」を受賞しています。
ブルーピリオドを一口で表すと「不良少年が芸術世界に飛び込む漫画」です。
主人公は不良といっても成績も優秀でスクールカースト上位で世渡り上手なのですが、どこか煮え切らない毎日を送っていました。
そんな時に出会ったのが美術部の先輩の描いた絵でした。
主人公の矢口八虎はその絵にひどく感銘を受け、超難関美大「東京藝術大学」を目指します。
ちなみにこのブルーピリオドの作者である山口つばささんは実際に東京藝術大学を現役合格しました。
実際に経験した方が作者というのはかなり説得力がありますよね。
今回のこの記事では、そんなスポ根漫画「ブルーピリオド」についてご紹介いたします!
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ブルーピリオドのあらすじ
成績優秀でかつ世渡り上手でかつ飲酒喫煙夜遊び好きな不良高校生の矢口八虎。
彼は誰よりも充実した高校生活を送りながらも、将来の目標もなく、何かにハマるわけでもなく、どこか虚無感に支配されていた。
そんな八虎は、ある日ついに心が動かされることになる。
八虎の凍てついた心を一気に加熱させたのは美術部の先輩が描いた一枚の絵だった
。その時の衝撃をきっかけに、芸術の世界に身を投じることになった。そしてその先輩から「絵は才能のある人が描くもの」ではなく「努力の積み重ねも大事」だとこれまでの価値観を覆された八虎は、初めて自分の目には青く映った渋谷の朝の絵を描き多くの評価を得られた。
芸術に触れ、芸術に生きた八虎はついに美大でも最難関と言われる「東京藝術大学」を目指すことになる。
果たして、八虎の運命やいかに。
ブルーピリオドの登場人物
矢口八虎
本作の主人公。
絵の世界は天才的センスがないとダメだと思っていたが、遠近法やデッサンの書き方などの基本的な技法から上級テクニックまで習得するうちに本気で芸術を楽しむようになった。
鮎川龍二(ユカ)
八虎の同級生の美術部員。美形で学ランでスカートという女装男子。
元々は八虎と仲が悪かったが、彼の美術に対する熱意を感じて次第に彼を認めていった。
森先輩
八虎が心を奪われた絵の作者である美術部の先輩で高校3年生。
八虎に地道な努力が必要だと教えた。小柄な体格ながらとてもしっかりした芯を持っている。
現役で武蔵野美術大学に合格した。
佐伯先生
美術部のベテラン顧問。
白髪でショートカットで飄々としている。
しかし美術に対する知識は豊富で、超初心者の八虎に対して心に刺さる的確なアドバイスを行う。
ブルーピリオドのSNSでの評価や口コミ
ブルーピリオド、間違いなく今1番推せる漫画 読んで良かった 読んで良かった
— サンパワ〜 (@honwakagohan) December 16, 2019
美大を目指してる人、絵描いてる人に限らず才能が欲しい全ての人に読んで欲しいこれブルーピリオド
できれば高校生の時にこれ読んでいたかったし学びたかった pic.twitter.com/3Q8vjumbtQ— しゃちょー (@mamedouhu_eda) December 15, 2019
あと2週間残ってるけど今年の出会えて良かった漫画1位は何だろうなと1年間を思い返しても、去年出会ったブルーピリオドを超える漫画に出会ってないんだよなぁ
漫画の実写化は殆ど失敗してるから嫌いなんだけどブルーピリオドはアニメもそうだけど実写で観てみたい作品— pim (@pimpom_mii) December 17, 2019
この漫画の特徴は、主に佐伯先生から八虎に対して行われるアドバイスの一つ一つがあまりにも的確で素晴らしいという点です。
それがわかりやすく描かれているので、単純にこういった漫画が好きな方も、実際に絵画の世界を志す方にも楽しめるのがこの漫画なのですね。
恐らく作者の山口つばささんに直接絵画について教わっているような感覚になるので、わかりやすい絵画の教科書を読んでいるかのようにきっちり学びながら楽しめます。
ブルーピリオドのネタバレ考察
主人公の矢口八虎は、たった2年弱の絵画経験しかないものの、なんと超難関の東京藝術大学に現役で合格し入学することになりました。
現在はブルーピリオド新章突入直後というところでしょうか。
これまでは多くの評価と周りの協力も得られ、割と充実していました。
ですが東京藝術大学入学後はこれまでの「顧問」とは違い、芸術のプロ集団から経験の浅い八虎が「君が描いた最初の絵を思い出せない」のように酷評されてしまい、精神的に病み気味になっています。
特に「東京藝術大学現役合格を前面に知人の絵画教室でバイトしないか?」と母親に提案されますが、この辺りで感情が爆発してしまいました。
しまいには提出した作品は壊れてしまい、教授から評価されず昔のようにやさぐれてしまいました。一体この後はどうなってしまうのでしょうか?
もしかしたら、このやさぐれた感情の中、どこかで森先輩か佐伯先生に再び会うことができ、背中を押してもらうのではないでしょうか?
今はまだ受験終了からなかなか切り替えられず、「芸術とはなんなのか」を完全に忘れてしまっていますが、過去に自分を変えてくれた大切な人たちの言葉で再び輝きを取り戻し、教授たちの評価も180度変わっていくのではないでしょうか?
ブルーピリオドの最新話情報
現在単行本は6巻まで刊行されています。
「このマンガがすごい!2018」2月のオトコ編で1位を獲得。
タイトルのブルーピリオドには青の時代という意味があり、この漫画を象徴する色としています。
ブルーピリオドは読み手の心も揺さぶられるスポ根系美術漫画の最高峰!
これまでもブルーピリオドのように、漫画や絵画を含む芸術業界を主体とした漫画は多く存在していました。
ですがここまで教科書のように的確でかつわかりやすく、さらに読み手の感情まで揺さぶられるような没入感を楽しめる漫画があったでしょうか?
ブルーピリオドは絵画の世界をあまり知らなかった人でも十分楽しめる作品となっていますので、是非一度読んでみてください。
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