本作品は2013年の9月から投稿型小説サイト『小説家になろう』にて連載し、2017年3月に全5部の677話で完結した人気小説です。
のちにイラストレーターの椎名優さんの挿絵を追加してTOブックスより出版もされました。
物語自体は、『小説家になろう』内でも多くみられる設定の一つ『異世界での物作り系』
本好きの現代人が死亡し、転生した中世のヨーロッパ風のファンタジー世界にて現代知識を駆使して本づくりを目指していくストーリーです。
のちに漫画化され、2029年の10月よりWOWWOWプライムにてアニメ化も予定されるほどの人気作品として多くのファンを魅了しています。
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マンガ「本好きの下剋上」あらすじ
主人公の『本須麗乃』は本好きが高じて司書資格を取り、大学図書館の就職が決まっていました。
ですが大学卒業直後に本に押しつぶされて死んでしまい、その望みを叶えることができませんでした。
死後、彼女が転生したのは識字率が少なく、まだ本が少ない世界で兵士の娘『マイン』でした。
本好きのマインには物足りなく、いくら本が読みたくても本がないことに不満を抱き、自らの力で本を作ることを決意します。
本に囲まれていきていくために、転生した異世界で図書館司書を目指し生きていきます。
マンガ「本好きの下剋上」登場人物の紹介
マイン
この物語の主人公。1部から2部まではマイン、3部以降はローゼマインと呼ばれる、本須麗乃の意識を持つ美少女。本来のマインは病気がちでその苦しさに耐えかねた時に前世である麗乃の人格が蘇ったとされている。
まだ文字を見る機会のなかった平民に本を広めるために奮闘するも、神殿に図書室があることを知り神殿入りした。
トゥーイ
マインの一つ年上の姉。優しく真面目な天使のような少女。
何とかしてマインと関わりを持っておきたいがためにギルベルタ商会に入る。
修行や勉強も欠かさない。
ベンノ
ギルベルタ商会のトップ。儲け話は絶対に逃さない野心家で服飾専門のギルベルタ商会を妹夫婦に任せてマインの生み出す発明品を売り出した。真面目で面倒見がよく、マインの教育係的な存在。
フェルディナンド
神官長であり領主候補生。マインの青色巫女見習い時代は保護者的な存在であったが、彼女の活躍が大きくなり、その後見人として注目を集めた。
フーゴ&エラ
新事業の目玉となったマインが前世の日本で食べていた料理のレシピを覚えさせるためにベンノに連れてこられた人物。基本的にマインとともに行動していて、フーゴとエラはのちに夫婦となった。
ヴィルマ
マインが製作している絵本の挿絵を担当している灰色巫女。男性恐怖症により孤児院に閉じこもり、子供たちの世話をしていたが、マインの生み出す商品を売り出していたベンノのおかげで神殿の外に出られるようになった。
「本好きの下剋上」マンガ版とラノベ小説版の違いとは?
基本的に小説はすでに完結しているので、リメイク版とも違い、忠実に小説を漫画として再現しています。
よって大幅な違いはありません。
唯一違うとするならば、言葉のみで表現しなければいけない小説とは違い、漫画の場合はキャラクターの感情などが確実に描写されるため世界観に入り込みやすいという利点があります。
マンガ版は現在も連載中ではありますが、実は1部が終わり2部がスタートと同時に3部がスタートするという不思議なことが起きました。
漫画だけを読み続けてきた人からすると訳がわかりませんがこれには重要な理由がありました。
マンガ「本好きの下剋上」連載終了まで30年かかる
今作を漫画化するにあたり、小説では伝えきれない箇所などの描写をより鮮明に表現していくと、なんと連載が終了するまでに30年あまりかかると予想されています。
そうすると作画が追いつかなくなるので、現在漫画を担当している鈴華さんとは別に波野涼さんが第3部を担当しています。
つまり二人の漫画家さんが同じ漫画の別々の章を同時に連載しているのです。
ベースは挿絵を担当していた椎名優さんなので、すごくデザインが変わっているということはありませんが、多少なりくせが違いますのでその点は楽しめるのではないでしょうか。
マンガ「本好きの下剋上」のSNSでの評価や口コミ
上記のように、まずこの作品自体がライトノベルで子供の好みそうな設定でありながら大人もハマっていることがわかりますよね。
やはりウェブ媒体も気にはなるが是非紙媒体で読みたいとする方が多く、さらに漫画を先に読んでアニメが楽しみと待ち望んでいる方も多いようです。
オーディオブックも発売されていて自分の好みに合った入り方ができるので、 今から読み始める方は漫画でも小説でも色々選べるのはありがたいですよね。
マンガ「本好きの下剋上」今後のストーリー展開は?
現在2部の『神殿の巫女見習い』と3部の『領主の養女』のお話が同時進行していて、最新の話となる3部ではまさに領地に本を広げている最中です。
実際今後の展開は、貴族と平民が平等に共存できることを願っていたマインの願い(最終的には印刷業を広げるため)叶わず、ともに生きれない場面もあるということを痛感させられます。
ですがこれに対して貴族の教示を傷つけない程度に言葉を選んで丁寧に説明し、この考えに納得できなかったブリュンヒルデが最終的には納得したりその他の主要人物の恋愛模様が描かれます。
これに関しても流れこそ原作を崩さずに進めていくはずですが、マンガ版にはより詳しく描かれた追加エピソード組み込まれています。
小説版では嫌な印象しかなかったキャラクターも、漫画版での追加エピソードを読むとそうではなかったりすることもあり、それが原作の段階でまるで計算されているかのように無理のない程度に組み込まれています。
実際に4部に入る手前でマインが何者かの襲撃に合い、2年間の長い眠りについてしうので、もしかしたら目が醒めるまで間の追加エピソードが描かれるかもしれません。
マンガ「本好きの下剋上」男性でも楽しめるライトノベル界の異端作品
ライトノベルでファンタジーものでかつ女の子が主人公の作品となると、読み始める前、特に男性は抵抗を覚える方も少なくないのではないでしょうか?
ですがこの作品内で描かれている家族愛、人間関係、宗教や規則、独特の世界観など明らかにその他の作品にはないものに衝撃を覚えることでしょう。
これからアニメ化もされますが、 全14話でどこまで放送されるかはわかりませんし、確実に省略される部分があるので、気になる方は是非小説と漫画を読んでみてください!